NOTE01
レコード・ジャケット上のコラージュ、もう少しで100枚。
裏ジャケにはコラージュ素材を切り抜くために下に敷いていたボール紙などを貼る。
素材のアウトラインを記録した紙として。
レコード。記録。記憶。
レコードそのものにも貼ったり塗ったりして、針飛びするようにして、それをミックスした録音物をつくる。
どんな音のレコードかわからない状態で次々にミックスして、かすかに聞こえる音楽と、針が紙や絵具の上を走る音などを録音する。
音の記録と視覚の記録を混在させる。
意味や文脈を解体して記録を「記録そのもの」として浮かび上がらせる。
そこに新たな意味が生まれるとしたら、見る人間の記憶が解体された意味や文脈を補完するように作用している気がする。
2012/04/15