トークショー & Japan Times掲載

ART EVENT TOKYO

現在展示しているTRANS ARTS TOKYO(http://www.kanda-tat.com/)も残すところ、あと1週間。

 

たくさんのお客さんに来て頂き、僕の展示も好評でありがたいです。

 

そして最終週にはトークショーをさせて頂く事になりました。

「神田•東京•過去•未来」木下栄三(2F)vs吉原航平•渡部剛(12F)世代を超えたトークバトル

http://www.kanda-tat.com/event/000142.html

 

木下栄三さんは、ブラタモリなどにも出演されている「江戸マニア」の方であり、建築家という側面を持ちながら、長年に渡り神田近辺や皇居周辺の精細なスケッチ画を描いている画家の方です。

僕の展示している12Fによく遊びにいらっしゃる方がいて、ものすごく熱く感想を言って下さったのが最初の出会いでした。

よくよく聞いてみると2Fで展示をしていると言うので、以前から気になったまま行けてなかった2Fの展示で、神田周辺の絵を描いてらっしゃる方だとその時に気が付きました。

僕は「東京」に関する興味が非常にあるので、なかば拉致でもするかのように二人で2Fの展示室へ行き、マンツーマンでしかも解説付きで1時間以上も講義を受けました。

木下さんは神田周辺の消え行く建築物や職人の家の道具類を今和次郎の考現学のように分かりやすく描いた絵ばかりではなく、皇居周辺の現在の地図と江戸時代の地図を重ね合わせたような絵も描いていました。

そして僕が最も驚いたのは、かつて皇居周辺に張り巡らされたお堀を復活させ、浅草橋を起点として皇居を終着とする川道構想を描いた絵でした。

まだ車のなかった江戸時代には大量の物資を運ぶための運河がいたるところに張り巡らされており、陸の道と川の道の二つがありました。

その一つである川の道を復活させることにより、東京の皇居周辺を今よりもさらに大観光都市にし、しかも水が増えることによって気温上昇を防ぐ効果もあるというのです。

他にも防災や雇用促進、技能の継承といった側面も構想の中には組み込まれており、僕には木下さんが描いた皇居周辺の絵には、東京の「過去・現在・未来」全てがパンパンに詰まっているように思えました。

 

僕にとっては江戸や東京に関する先生と生徒みたいな関係でお話をしたり、僕の生まれ育った江東区という土地での活動や、その活動からつながる誇大妄想に近い僕個人の夢についてお話ができたら良いなと思っています。

 

 

それと、Japan Timesに僕の展示が紹介されました。

今度の写真は顔と身体が固い。。。そして名前が”Watanabe”って間違ってる。。。

http://www.japantimes.co.jp/text/fq20121116a1.html


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